このHoshi World Inc.(HWI)は、特にこれから留学を考えている現役の学生や社会人の方々に、アクティブになってほしいとの願いを込めて、活動しています。

さて。
留学を決心する上で最も気がかりになることは英語力であり、その力を測るカテゴリーは、以下の4つです。

1. 読解力(Reading)
2. 文章力(Writing)
3. 聴取力(Listening)
4. 会話力(Speaking)

今回のコラムでは、これら4つのカテゴリーのうち、3番目の聴取力(Listening)に、スポットを当ててみます。

まずは、「Listening(リスニング)」と「Hearing(ヒアリング)」の違いから。

この単語の原型である「Listen」と「Hear」ですが、辞書を読むと、どちらも「聞く」という訳が書かれています。
ところが同じ「聞く」であっても、根っこには大きな違いがあります。

簡単に言えば、リスニングは能動的であり、ヒアリングは受動的、です。

リスニングとは、神経を集中して、相手の発する言葉に耳を傾け、内容を理解していく作業に当たります。
意識を言葉に向け、何が言われているのかを、判別し、理解に努める。
よって、リスニングは、非常にエネルギーを使うスキルのひとつです。
大抵リスニングに意識を傾けるときは、発せられた情報が自分にとってプラスになるから、またはその逆に厳しい状況に追い込まれたときにそれを打破・迂回するため、といった人間的な反応が関わっています。

一方、ヒアリングは、耳に届いてくる音の全てが対象になります。
これは、人の声だけでなく、周囲の雑音や環境音なども、含みます。
よって、自分の中で無意識的に、飛んでくる音声情報が必要か不必要かを振り分けます。
ですので、人は日々たくさんの音声を耳にしますが、その中で個人の記憶に留められるのは、ほんの一握りだけです。

どちらも、感情の揺れや心理的変化が大きく影響を及ぼす、非常に自然な反応を基にした、計算では測れないスキルです。
しかしながら、アメリカ留学で成功する人はほぼ例外なく、非常に高いリスニングのスキルを持っています。
リスニングのスキルが高い人は、一度聞いただけで物事を直ちに理解・整理し、難解な問題へも短時間で正確な解答や対処法を、導き出します。
そのスキルだけで、極端な話、どんな状況にも対応が出来るため、それを備えた人物は実生活のあらゆる場面で、貴重な人材として重宝されます。

では、どうやってそれを磨くのか?

実は、ヒアリングからリスニングへと意識が移るまでには、以下の四段階があります。
I. Hearing(認識):音声情報が耳から入り、脳へと伝わる
II. Attending(拾取):脳内で、その情報が必要かどうかを振り分ける
III. Understanding(理解):その情報がどのように現実の自分に影響を及ぼすかを考える
IV. Remembering(記憶):その情報を脳内に留める

そして、単なるヒアリングから、上記の四段階まで運ぶためには、以下の7つのコツがあります。

1. 視野を広げる:
全体を見渡すようにして、あらゆる情報を受け入れるよう、自分自身をリラックスさせる。

2. 心を常にオープンにする:
世の中、何がどこで、役に立つかは分からないので、まずはどんな些細なことにでも耳を傾けられる姿勢を保っておく。

3. 内容を吟味する:
たくさん拾った中から、どれが本当に自分が欲する、または自分に必要な情報なのかを、見極めていく。

4. 常に聞く側に回る:
賢い人ほど、口数は少なく、判断材料となる情報を全て吟味し、自分の意見をギリギリまで控えるもの。

5. 神経を集中する:
本格的なリスニング能力を得るためには、神経の集中が必要であり、これは日々その訓練がどのぐらい出来ているかによる。

6. 趣旨やアイデアそのものを理解する:
頭を使い、得られた情報が何を言わんとしているのか、何に対してのものなのか、といった要点を常に整理する。

7. 雑音に惑わされない:
リスニングをしようとすると、周囲の雑音(車の交通や店内BGM、他人のおしゃべりなど、自分に向けられていない環境的な音も全て含む)をかき分けて、欲する情報を得ていくことになるため、雑音を遮断する術も、日々の積み重ねで学んでいく。

これらのコツは、たとえ実際の会話でなくとも、英語の勉強として自分の好きな洋画や洋ドラマを見るときなどにも、適用できます。
特にいまは、動画再生プレイヤーや音楽再生プレイヤーも高性能で、自分が気になった場面を簡単にリピート&ピックアップできますので、そうした機能もフルに利用していきたいところです。
英語を聞く耳を鍛えるには、同じ単語やフレーズを何度も聞くのが、結局のところ最も、近道且つ効果的です。

これから留学を視野に入れている人は、まずこの「リスニング的な視点で」「聞く」という行為を、意識的に日々行っていくのが、最初の取っ掛かりになるのではないでしょうか。

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