英語の独学:読解力

AISEは特にこれから留学を考えている現役の学生や社会人の方々に、アクティブに動いてほしいと願い、運営しています。

さて。

留学を決心する上で最も気がかりになること – それは、英語力です。

英語力を伸ばす一番の機会は、アメリカ国内で日本語環境に入り込むのではなく、アメリカ現地で、ネイティブ講師の生の授業を熱心に受けることです。

また、現地生活を開始すると同時に、日常生活でも、マクドナルドやスターバックスで買い物をするといった簡単な事柄であっても、英語力を磨けるチャンスや瞬間がいくらでも出てきます。

しかし、実際に留学してアメリカで生活を始めるまでの間に、自分の英語力ではたして現地生活ができるのか、といった不安は拭えないと思います。

特に、石橋を叩いて渡る国民性が根付いている日本人であれば、決定までの期間を置けば置くほど、期待よりも不安の方が大きくなるのは当然です。正確な現地情報を得た所で自分自身の目と耳で確認しようがない事もあり、不安があるのは自然だと言えます。

そんな皆さんに、留学準備スタートをする上で、英語力を少しでも伸ばすために身近にできる事を、以下で紹介してみます。

その前にまず、アメリカの英語教育を、簡単に解説します。

アメリカは100年以上昔から、移民を受け入れる大国として名高く、英語が母国語でない人々に英語を身に付けてもらう教育(ESL = English as a Second Language)が、高い水準で保たれています。

これらは以下の4つのカテゴリーに分かれており、ESLの学生は最低この4つをクリアしないといけません。

  1. 読解力(Reading)

  2. 筆記力(Writing)

  3. 聴取力(Listening)

  4. 会話力(Speaking)

今回のコラムでは、これら4つのカテゴリーのうち、読解力(Reading)に、スポットを当ててみます。

読解力の授業で行われるのは、とにかく指定の教科書や資料を読むことです。

英字や英文に何度も何度も目を通し、アルファベットそのものに目を慣れさせる。

英語が全くできない人へも、絵本などを渡し、英文の基礎でもある主語+動詞+目的語の組み合わせパターン(Subject + Verb + Object)を、頭ではなく体で理解する。

さらに、単に黙々と読むだけではなく、クラス内では音読、上級者は単語の読み落としや発音の特訓をします。

最終的には、60分という制限時間内に、起承転結をともなったコラムを読んだ上で、その内容に関する質疑応答があります。

こうして文章で書くと、シンプルに見えますが、読解力は一朝一夕で身に着くものではありません。

反復に次ぐ、反復

それこそ、運動選手の基礎トレーニングと同じことです。こうした地味な学習の訓練こそが、英語上達、読解力をつけていく上では一番効果的です。

皆さんも、まずは、英語のみが書かれた本を購入してみるのは如何でしょう。

いきなり文字が小さく量のある本を手にとっても、100%挫折してしまいます。

児童書でも、趣味に関する本でも良いので、まずは文字の大きい、ページ数の少ない英書からのスタートがカギです。

どんな物事であっても、最初の第一歩が、次につながります。

どんな本がおすすめなの?といった質問も、我々は受け付けておりますので、是非お気軽に遠慮なくお尋ねください。

全くの初心者から、ある程度英語力を身に着けた方まで幅広く、様々な英書をオススメできます。

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